皆さんはお気に入りのお花をもっと長く楽しみたいと思ったことはありませんか?
「せっかく自慢のお花を育てたのにすぐに枯れてしまうなんてもったいない」、「花瓶で飾る以外の飾り方もしてみたい」と思ったことのある人は多いんじゃないでしょうか。
そこで今回は、シリカゲル法でのドライフラワーの作り方について簡単に紹介します。
この記事を見ていただくとシリカゲル法でのドライフラワーの作り方をマスターできます!
ドライフラワーの作り方の種類
ドライフラワーの主な作り方は以下の通りです。簡単に説明します。
・ハンギング法
・ドライインウォーター法
・シリカゲル法
・グリセリン法
○ハンギング法
植物を麻紐などで縛り、風通しのいい場所で吊るして乾かす方法。簡単で費用もあまりかかりませんが、お花の色が色褪せたような色合いになります。
ドライフラワーの作り方で一番ポピュラーで簡単な方法だよ。一週間くらいで乾燥するよ。
○ドライインウォーター法
少量の水を張った花瓶などに植物を挿して少しずつ乾かす方法。水を使うため2週間程度時間がかかります。こちらも簡単で費用があまりかかりませんが、お花の色が色褪せたような色合いになります。
茎が柔らかい植物だと、乾かしている最中にクタッと曲がってしまうこともあるよ。
○シリカゲル法
ドライフラワー用のシリカゲルに植物を埋めて一週間ほど乾かす方法。急速に乾燥させることでお花の色をそのまま残すことができます。シリカゲル代が千円程度かかります。
お花の形もそのまま残すことができるよ
○グリセリン法
グリセリン溶液に浸けたり、吸い上げさせて植物を乾かす方法。他の方法よりも手間がかかりますが、生花のような状態のドライフラワーを作ることができます。4つのドライフラワー作成方法で一番費用がかかります。
他の方法と違ってしっとりしたドライフラワーになるよ
シリカゲル法でドライフラワーを作るために準備するもの
それでは、4つのドライフラワー作成方法のうち、シリカゲル法について説明していきます。
まず、シリカゲル法で使う道具は以下の通りです。
- ドライフラワー用のシリカゲル
- ボール
- ザル
- 密封できる入れ物
- ハサミ(植物採取用)
ドライフラワー用のシリカゲルはセリアやダイソーといった100均にも売っています。まずは試しにやってみようと思う人は少量から購入して始めるのがオススメです。
私も始めた時は全て100均で道具を揃えたよ
シリカゲルは使い続けていると水分を吸って色が変わります。上の製品だと最初は青色ですが、水分を吸うと白色になります。
試してみた感じだと、4回ほど使用すると結構色が変わります。私の場合外で使用するので、その時の天気によっても変わると思います。
色が変わった状態だとそれ以上水分を吸わなくなりますが、コンロ(IHも可)で加熱してあげると水分が飛び、また使用できるようになります。
シリカゲル法でドライフラワーを作る方法
ドライフラワーを作る手順は以下のとおりです。
1 お花を採取する
2 シリカゲルにお花を埋める
3 直射日光の当たらない場所で1週間ほど放置
4 ザルとボールにシリカゲルごと流し込む
1 お花を採取する
ドライフラワーにしやすいお花、しにくいお花がありますが、まずは好きなお花でチャレンジしてみたらいいと思います。
水分量の多いお花、花びらが薄いものはドライフラワーにするのが難しいと言われています。
2 シリカゲルにお花を埋める
左がトレニア、右が千日紅のドライフラワーを作っているところです。千日紅は花の水分量が少なく写真のように雑にシリカゲルに埋めてあげるだけで問題ありません。
しかし、トレニアのように立体的なお花は千日紅と同じようにシリカゲルに埋めるとお花が潰れてしまうので、写真(左)のように、最初にシリカゲルを多めに入れておいて、田植えをするように沈めてあげると綺麗な形のままドライフラワーにすることができます。
トレニアは何度も試行錯誤して成功するようになったよ!
シリカゲルを流し込むときに勢いよく流し込むと粉が舞って散らかってしまうので外でやるのがおすすめです。
目に入ると急激に目が乾燥するのか結構痛いです。すぐに大量の水で目を洗いましょう。
3 一週間ほど放置する
日光の当たらないクローゼットの中などで保管しましょう。大体1週間から10日で完全に乾いてしまいます。
4 ザルとボールにシリカゲルごと流し込む
ザルとボールにシリカゲルごとドライフラワーを流し込めば完成です。
お花が繊細なものは、ゆっくりとシリカゲルから出してあげましょう。
この作業もシリカゲルの粉が舞うので、外ですることをオススメします。
5 完成
完成です。シリカゲル法で作ったドライフラワーは生花とほとんど変わらない見た目をしています。
キャンドルやハーバリウムなどのハンドメイドに利用したりして楽しんでください。
水分量の少ないお花だと本当に簡単につくれるよ!
保存方法
せっかく作ったドライフラワーも、保存方法を間違えると簡単に色褪せてしまいます。
ドライフラワーの保存に大事な要素は以下の3点です。
- 日光
- 湿度
- 温度
重要なものから書きました。最悪、温度は気にしすぎないでもいいかもしれません。
つまり、密封できる容器(100均で可)に乾燥剤を入れて、日光の当たらないクローゼットなどの中に入れておけば問題ないです。
詳しくは下記の記事で実験していますので興味があればご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
シリカゲル法のドライフラワーの作り方を紹介しました。
今回使用した植物は、完成写真1枚目の左上からアジアンタム、千日紅、ワイヤープランツ。2枚目は全てトレニアです。
上の植物は作るのが簡単でシリカゲルで埋めて放置するだけで、比較的雑に作っても問題なく出来上がります。
ただし、乾燥した後だと少し力を入れただけで葉が落ちてしまったり、お花が破けてしまったりするので取り扱いには細心の注意が必要になります。
一方、トレニアはきれいに作れるようになるまで何度も試行錯誤を繰り返しました。立体的なお花が潰れてしまったり、花びらが薄いのでやぶれてしまったりして難しかったです。
初めの頃は20%くらいしか綺麗なものができませんでしたが、上で紹介した田植え方式を採用してからは90%くらいの成功率となりました。
いろいろと試行錯誤しながらドライフラワーを作るのは楽しかったです。皆さんも是非お家にあるお花で試してみてください!
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