春も近づきビオラが咲き誇っているお庭も多いんじゃないでしょうか。
そんな春の代表的なお花をお家の中でも楽しむ方法があります。
それはドライフラワーにして長期間保存できる状態にすることです。
ポプラにしても良し、加工してアクセサリーにしても良し、ということで是非挑戦してみてください。
シリカゲル法
何度か紹介したことがありますが、乾燥剤であるシリカゲルにお花を埋めて乾燥させる方法です。
メリットとして、速やかにお花を乾燥させることができるので鮮やかな色を残したままドライフラワーにすることができます。
デメリットとしてはシリカゲルや密封容器を購入するコストがかかることです。
冬のお花でドライフラワーを作った記事がありますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
ドライフラワーにするお花
その育てやすさから、お花を育てている方のお家にはこの時期必ずと言っていいほど咲いているビオラ。
ビオラはなくてもパンジーはありそうですよね。
ビオラとパンジーの違いをご存知ですか?
実は明確な違いはなく、一般的に花の直径が5cm未満のものをビオラ、5cm以上のものをパンジーと呼んでいます。
ビオラは品種改良も進んでいて色違いも合わせると数千種類もあるとか・・・。
食べられるものまであるみたいなんで驚きですよね。
今回はそんなビオラをドライフラワーにしていきたいと思います。
種類は本当に普通のやつです。
秋ごろタネを撒いて育てたビオラで、色は黄色、紫、黄色と紫が混じったものです。
ドライフラワーにする方法
ドライフラワーを作るためには4つの工程があります。
- お花を採取する
- シリカゲルに埋める
- 一週間放置する
- シリカゲルから取り出す
それでは一つずつ簡単に説明していきます。
1.お花を採取する
ハサミでお花を切り取っていきます。
できれば朝イチで水やりをしてから、1、2時間経ったくらいがいいです。お花がしゃきしゃきの状態の方がうまくドライフラワーにすることができます。
採取する際は軽く花びらに触ってみて、萎びていないしっかりとしたお花を選ぶようにしましょう!
まず、目当てのお花を見つけたら茎の根本で切ります。
ビオラは茎を残していてもそこから芽が出たりしません。
そのため、花がら摘みをする際も必ず茎の根本から切り取るようにしましょう!
残しておくと見栄えも悪く、病気の原因にもなります。
次に根本から切り取ったお花の茎を切り取ります。
こんな感じです。
必要な分のお花を用意します。
2.シリカゲルに埋める
お花を準備したら、シリカゲルに埋めていきます。
まず、容器に1cm程度シリカゲルを敷き詰めます。
そこにお花が被らないように置いていきます。
お花が重なってしまうとうまく乾燥しない可能性があるので注意が必要です。
置き終わったらお花が見えなくなるなるまでシリカゲルを被せていきます。
容器の厚さとシリカゲルの量にもよりますが、ビオラのように薄いお花の場合はもう一段お花を敷き詰めることが可能です。
再度同じことを繰り返しましょう。
しっかりとフタを閉めたら準備完了です!
3.一週間放置する
シリカゲルに埋めているといっても、完全に乾燥させるまでにはかなりの時間が必要です。
目安としては1週間から10日程度放置しましょう。
放置しすぎてもお花には特に影響はなかったので、少し長めがいいと思います。
何度か使っているとシリカゲルの色が変わって水分を吸収しなくなります。
そうなったら加熱してシリカゲルを再生してあげましょう。
具体的な方法については下記の記事を参考にしてださい。
4.シリカゲルから取り出す
十分に乾燥させた後にシリカゲルから取り出します。
大きなボールとザルがあると便利です。
一気にやると花びらが取れたりすることもあるので丁寧に流し込みましょう。
お花にシリカゲルがくっついていることがよくあるため、筆などでやさしく取り除いてあげましょう。
ただし、完全に取り除くのはお花の種類によってはかなり厳しいかもしれません。
力を入れすぎると、せっかく作ったドライフラワーが破れてしまうこともあるのでそこそこに抑えておきましょう!
ちなみにシリカゲルはドライフラワー専用のものを使いましょう。
服の乾燥剤は粒が大きいため花に跡がついてしまって凸凹になります。
完成したドライフラワー
完成したドライフラワーです。
生花と色味はほどんど変化がないですよね。
ドライフラワ−は紫外線に弱いので、窓辺などの日光が当たるところに置いているとすぐに色褪せてしまいます。
飾る場所や保管場所には気をつけましょう!
保存場所での状態の変化については下の記事を参考にされてください。
おわりに
いかがでしたか。
通常お花は数日咲いたら枯れてしまいます。
ビオラは次々新しいお花を咲かせるといっても株の寿命は持って半年程度がいいところです。
それに対してドライフラワーは保存方法に気をつけたら1年以上その形を保ち続けてくれます。
保存容器から取り出しても数ヶ月くらいは持つと思います。
普段は一緒に鑑賞することのできない季節の違うお花を並べてみても面白いかもしれないですね。
是非、皆さんも挑戦してみてください!
コメント