挿し木で作ったバラ苗の活動期での鉢増し実践!

バラの休眠期には鉢植えの土を入れ替えたり、鉢増ししたりすると思いますが活動期ではどうされていますか?

活動期のバラを植え替えるのは根に負荷がかかるため、休眠期とは違う方法で植え替えする必要があります。

そこで、根にダメージを与えないで行う鉢増しについて実践したので紹介します!

目次

鉢増しとは

鉢増しとは、今植えている苗を一回りから二回り大きな鉢に植え替えることを言います。

植え替えのサインとしては鉢底から根が見えてきたくらいが鉢増しするタイミングとなります。

鉢増しのメリットは下の通りです。

  • 根の生育を促進する
  • 水持ちが良くなる
  • 安定して倒れにくくなる

1つずつ説明していきます。

根の生育を促進する

鉢植えの底から根が出てきているということは、鉢の中いっぱいに根が回っている状態です。

この状態ではこれ以上根が成長する余白がありません。

そこで、大きな鉢に植え替えて根が生育する場所を与えてあげることにより、根の生育を促進させてあげることができます。

のびのびとした環境で大きく育ててあげましょう。

窮屈な環境では成長に限界がきます。

水持ちが良くなる

鉢が大きくなって、中の土が多くなるとその分保水量が多くなります。

「小さい鉢だとすぐに乾くな」と感じることもあったんではないでしょうか。

暖かくなる前に大きな鉢に植え替えてあげることで、水切れのリスクを少し下げることができます。

水持ちが良くなるとその分お世話の安心感も増しますよね。

ただし、注意点があります。

いきなり大きすぎる鉢に植え替えてしまうと、根が吸収する水分量が少なく、いつまで経ってもの鉢の中の水分がなくならないということが起きます。

こうなると根腐れの原因となりますので、あくまでも一回りから二回り程度大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

地表部分の大きさに合った鉢を選んであげましょう。

安定して倒れにくくなる

最後は生育関係というわけではありません。

根底から根が出てきているという状態は地表部分の枝もそれなりに広がっていることが考えられます。

枝の広がりに対して鉢が小さすぎると風の煽りを受けてすぐに倒れてしまいます。

安定性を確保するためにも枝ぶりにあった鉢を選んであげるといいですよ。

ここで気になるのが、鉢はプラスチック製のものか、陶器製のものかというとだと思います。

安定性やデザイン性で考えるなら陶器製がいいかなと思います。

お庭を彩る鉢はやっぱり見栄えのいいものがいいですよね。

ただし、バラの生育やコスパのことを考えるとプラスチック製も捨て難いです。

結局は好みの問題になるかと思いますが、ブラスチック製の鉢に植えて、陶器製の鉢に入れる二重鉢も夏の暑さ対策には有効なので、バラがよく夏バテしてしまうという方は試してみてください!

鉢増しする苗

鉢増しするバラは5月に挿し木したバラです。

2022年9月ごろに一度植え替えしたので今回が2回目の植え替えとなります。

上のとおり、半年ほどでかなり大きくなりました。

枝の広がりに対して鉢が小さい様子がよくわかります。

本当はもっと枝が伸びていたんですが、軽く剪定しているのでこのくらいに収まっています。

かなりいい感じに育ってきています。

ただし、株元を見るとまだまだ挿し木した時とあまり変わらないくらいの細い枝ですね。

鉢増しして根が生育するとどんどん株元の枝も太くなっていくんじゃないでしょうか。

ちなみにこのバラは「葵(あおい)」という赤紫の綺麗なバラです。

葵(あおい)

【樹形】半横張り性

【花期】四季咲き

【樹高】1.0m

【花径 香り】5cm、微香

【花形】ロゼット咲き

【耐病性】普通

このバラは苗で売っているのを見かけなくなったので、切花で購入しました。

こんな感じです。

挿し木した様子は過去の記事をご覧ください。

鉢増し方法 実践

では早速実践した様子を紹介します。

と言ってもやり方は簡単。気をつけることは根底を崩さないように植え替えるだけです。

植え替える鉢は下のとおり。

今回は育ち盛りということと、これから暑くなることを見越して少し大きめの鉢としています。

まずは植え替え先の鉢に培養土を入れていきます。

今植えている土の割合とあまり変わらない配合で問題ありません。

一気に環境を変えてしまうとストレスがかかることもあるので気をつけましょう!

根底を崩さずに苗を置いてちょうどいいくらいの高さまで土を入れます。

その際に水やりのためのウォータースペースを確保することを忘れないようにしましょう。

要は苗を植えた時に鉢のスレスレまで土が入らないように気をつけましょう。

苗は裏返すとスポット鉢から抜けます。

抜けない場合は、鉢の裏側をトントン叩いてあげましょう。

何度も書きますが、根にストレスがかかるので根底は崩さないようにしましょう!

苗を置いたら隙間に土を詰めていきます。

最後に鉢を地面にトントンと軽く叩きつけて隙間なく土が入るようにしてください。

完成です!

枝と鉢のバランスもちょうどいいですね!

まだまだ成長段階なので、株を充実させるためには花をつけさせないのが一番いいんですが、そうは言ってもお花は見てみたいですよね。

私は一番花だけは咲かせるようしています。

というのも、一度に何種類も挿し木すると苗が混ざっちゃっている可能性もあるので、確認のためにも花を見てみます。

名前を書いておけばいいんですが、すぐ忘れてしまうんですよね(笑)

今年は一番花を確認したら名前プレートを設置予定です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

順調に苗が育っていくのを見るのは楽しいですよね。

成長の手助けには鉢増しは必須です。

ただし、今回紹介したように活動期には根底を崩さないなどの注意点もあるのでしっかり守ってぐんぐん育てましょう!

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この記事を書いた人

福岡在住。
妻と娘2人の4人暮らしです。
小さな庭でバラや芝生のお手入れを頑張っています。
バラ栽培歴は9年です。

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