皆さんはオレガノというハーブを知っていますか?
今回は数あるオレガノの中でも色合いが綺麗な「オレガノ・ロタンダフォーリア」をドライフラワーにしていきます。
オレガノ・ロタンダフォーリアは観賞用のハーブとして人気のある品種です。
何となく品があり繊細そうな感じですが、見た目と違ってとても丈夫です。
地域にもよりますが、冬越しも簡単にできるので、ガーデニング初心者の方にもオススメです!
シリカゲル法とは
今回オレガノ・ロタンダフォーリアをドライフラワーにする方法はシリカゲル法です。
簡単に言うと、シリカゲル(乾燥剤)に植物を埋めてあげて急激に乾燥させる方法です。
メリットは鮮やかな色を残したままドライフラワーにする事ができます。
その分シリカゲルを用意したりと、初期費用がかかります。
ただ、今は100均でドライフラワー用のシリカゲルを用意することもできるので、試しにやってみる分は気にならないかもしれません。
シリカゲル法以外のドライフラワー作成方法については、下の記事に少し紹介していますので興味があればご覧ください。
ドライフラワーにする植物
オレガノ・ロタンダフォーリアは黄緑色の綺麗な葉が特徴的な品種です。
春には小さなピンク色のお花が咲きます。
草丈はあまり大きくならず、下のような感じです。
そんなオレガノ・ロタンダフォーリアの基本情報は以下のとおりです。
科名 | シソ科 | 開花期 | 5〜8月 |
形態 | 多年草 | 日照 | 日向が良い |
草丈 | 10〜20cmくらい | 耐寒性 | 強い |
花の色 | ピンク色 | 耐暑性 | 強い |
夏は蒸れやすいので、切り戻しをしてあげて風通しを良くしてあげると葉が痛むのを防げます。
また、真夏の時期は直射日光で葉焼けを起こすこともあるので、半日陰で育てるのがいいと思います。
水に挿すだけでも根が出てくるので、切り戻したものをお家の中で育ててもいいですね!
ドライフラワーにする方法
それでは早速ドライフラワーにしていきます。
シリカゲル法でドライフラワーにする方法はどの植物でも変わりません。
手順は以下のとおりです。
- 植物を採取する
- シリカゲルに埋める
- 1週間放置する
- シリカゲルから取り出す
それぞれ簡単に説明していきます。
採取する
オレガノ・ロタンダフォーリアを採取していきます。
どこを切っても脇芽が出てくれるのでドライフラワーにしたい長さでカットしてかまいません。
オレガノ・ロタンダフォーリアはカットしたものを水に付けておくだけで根が出てきます。
また、夏場は蒸れを嫌うので間引く必要もあります。
そのため、間引いた枝をそのまま水に挿してお部屋で飾ったり、ドライフラワーにするのに最適な植物かなと思います。
余談ですが、水に挿すだけで増える植物は、つい増やしすぎてしまいますよね(笑)
外で育てていると、虫害が起こることもあるので念のためにストックを・・・と考えていたら、いつの間にか増えていたなんてことがよくあります。
話がそれましたが、必要数をカットしたら完了です。
オレガノ・ロタンダフォーリアは若い芽から採取すると綺麗な葉をそのままドライフラワーにすることができるのでオススメです。
お花をドライフラワーにしたい場合も、開花後しばらくするとお花の傷みも出てくるので、なるべく早い段階で採取してあげましょう。
シリカゲルに埋める
続いて、シリカゲルに埋めていきます。
やり方は簡単です。
まず用意した容器に1cmくらいシリカゲルを敷きます。
それから葉が重ならないように気をつけながら下の写真のように置いていきます。
敷き終わったら上からシリカゲルを被せていきます。
繊細なお花をドライフラワーにする場合は、ゆっくり丁寧にお花を潰さないようにシリカゲルを入れていく必要がありますが、オレガノ・ロタンダフォーリアは葉が丈夫なので、そこまで気にする必要はありません。
葉が見えなくなるまでシリカゲルを入れていきます。
シリカゲルを入れ終わったら、優しく容器をトントンと地面にバウンドさせてあげます。
そうすることで隙間にもシリカゲルが行き渡ります。
しっかりと蓋を閉めたら完了です!
1週間程度放置する
密封した容器を直射日光の当たらない場所に置きます。
後は放置しておくだけで、シリカゲルが植物の水分を吸い取ってくれてドライフラワーになります。
放置する期間はだいたい1週間くらいです。
植物の持つ水分量やシリカゲルの状態にもよります。
オレガノ・ロタンダフォーリアは葉が分厚いので少し長めに放置しておくと失敗しないと思います。
また、シリカゲルは何度も使用しているうちに色が変わってきます。
加熱することで水分を飛ばして再利用する事ができますので興味のある方は、下の記事を参考にされてください。
シリカゲルから取り出す
しっかりと時間を置いたら、オレガノ・ロタンダフォーリアをシリカゲルから取り出します。
大きめのボールとザルがあると便利です。
シリカゲルの粉が舞うことがあるので、外ですることをオススメします。
また、シリカゲルの量が多い場合や、ボールとザルが小さい場合は数回に分けて行います。
容器の中身をボールとザルに移したら、ザルを上に持ち上げてドライフラワーとなったオレガノ・ロタンダフォーリアを取り出してあげましょう。
シリカゲルがたくさん隙間にくっついていると思います。
手でやると葉が取れてしまうことがあるので、筆か何かで優しく取り除いてあげましょう。
完成したドライフラワー
オレガノ・ロタンダフォーリアのドライフラワーが完成しました。
完全に乾燥しています。
色はそのままですね。
工作に使っても良し、そのままドライフラワーを束ねて飾っても良し。
葉物は使い勝手がいいので重宝しそうです。
すぐに使わないのであれば、保存場所に注意です。
シリカゲルは直射日光を嫌います。
必ず日の当たらない場所に密封できる容器に入れてから保存しましょう。
保存方法の比較については下記記事を御覧ください。
おわりに
いかがだったででしょうか。
ドライフラワーと言うとお花のイメージを持つ方がいらっしゃるかもしれません。
葉物でもきちんとドライフラワーにすることができますし、使い方もたくさんあります。
是非皆さんもドライフラワーづくりに挑戦してみてください!
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