春と言えばいろんなところで咲き誇っているアリッサム。
一株でも結構横に広がっていくため、花壇によし、寄せ植えによしの万能なお花ですよね。
今回はそんなアリッサムをドライフラワーにしていきます。
小さなお花は比較的簡単にドライフラワーにすることができるので是非挑戦してみてください!
シリカゲル法とは
過去記事で何度も紹介している方法です。
読まれたことがある方は飛ばしてください。
シリカゲル法とは、乾燥剤であるシリカゲルにお花を埋めて乾燥させてあげる方法を言います。
乾燥剤を使って急速に乾燥させてあげることで鮮やかなお花の色を残したままドライフラワーにすることができます。
初期費用が少しかかりますが、一度揃えてしまえば何度も使えるのでかなりコスパはいいです。
その他の方法については冬のお花をドライフラワーにした記事に記載していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
ドライフラワーにするお花
アリッサムは小さなお花がたくさん集まって咲く多年草です。
ただ、夏の暑さに耐えきれないことも多く日本では1年草として扱われています。
タネからでも簡単に育てることができるので、お庭が広い方はそちらも試してみてください。
ただし、タネから育てるのは費用を抑えられる反面、植え替え時期が少し遅くなるのがデメリットとなります。
個人的には、より愛着が湧くのでタネから育てるのが本当にオススメです。
ネモフィラの基本情報は以下の通りです。
科名 | アブラナ科 | 開花期 | 10月〜4月 |
形態 | 1年草扱い | 日照 | 日なたが良い |
草丈 | 15cmくらい | 耐寒性 | 強い |
花の色 | 白、ピンク、黄色など | 耐暑性 | 弱い |
タネから育てた様子は下の記事をご覧ください。
ドライフラワーにする方法
それではアリッサムをドライフラワーにしていきましょう!
手順は以下の通りです。
基本的に今まで紹介したビオラやネモフィラのドライフラワーの作成方法と流れは同じです。
- お花を採取する
- シリカゲルに埋める
- 1周間放置する
- シリカゲルから取り出す
一つずつ説明していきます。
1.お花を採取する
アリッサムのお花を採取していきます。
切る位置は脇芽があればその少し上で切り取りましょう。
切り戻しの位置と同じですね。
今回は脇芽が確認できなかったため、全体の1/3くらいの位置でカットしています。
写真はちょっとピンボケしてますね。
必要数をカットしたら終了です。
選ぶポイントとしては、お花がシャキッとしているものです。
萎びているものは綺麗なドライフラワーにならないのでしっかり選びましょう!
また、全体的に水切れしている場合は水やりをしてから1時間ほどしてから採取します。
2.シリカゲルに埋める
採取したお花をシリカゲルに埋めていきます。
まず、密封することができる容器に1cmくらいシリカゲルを敷き詰めます。
その上にアリッサムが重ならないように並べましょう。
他のお花のように一つ一つのお花が大きい場合は花びらにシワができないように気を使いますが、アリッサムのようにお花が小さい場合はそこまで気を使う必要はありません。
結構雑に扱っても綺麗なドライフラワーになってくれます。
アリッサムを並べ終わったら上からシリカゲルを流し込みます。
最後に隙間にもシリカゲルが行き渡るように、容器をトントンと地面にバウンドさせましょう。
フタをしたら準備完了です。
3.一週間放置する
きちんとフタが閉まっていることを確認したら直射日光が当たらない場所に安置します。
あとは一週間ほど放置するだけで完成です。
茎の部分を切り取ってしまえば放置期間も短くなりますが、かなりの手間がかかるのでこのやり方がいいかなと思います。
シリカゲルは使っているうちに色が変わって、水分を吸収しないようになりますのでその際は加熱して再生してあげましょう。
具体的なやり方については下の記事を参考にされてください。
4.シリカゲルから取り出す
一週間経過したらシリカゲルからアリッサムを取り出しましょう。
取り出し方は簡単です。
ザルにシリカゲルごと移してあげるだけです。
お花と茎がすぐに取れてしまうので、そのまま何かに使いたいと言う方は丁寧に取り扱いましょう。
ザルに少し取れたお花が見えますね。
色は綺麗に残っています。
生花とほぼ見た目は変わらないのがシリカゲル法で作ったドライフラワーのすごいところです。
ちょっとシリカゲルがお花にくっついていますが、筆などでやさしく取り除いてあげましょう。
完成したドライフラワー
アリッサムのドライフラワーが完成しました。
工作やポプリ、ネイルなどいろんなことに使えそうですね。
保存する場合は直射日光を避け、乾燥剤と一緒に密封できる容器に入れて保存しましょう。
保存方法次第では1年以上持ちますので作り置きもできますね!
おわりに
いかがだったでしょうか。
小さいお花はシリカゲルの入れ方が雑でもなんとかなるんで、お花が立体的なトレニアなんかと比べると本当に簡単です。
是非興味のある方は挑戦してみてください!
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