ついにやってきました!
バラの開花の季節です。
我が家のお庭でも蕾がどんどん膨らんできており、今か今かと開花の瞬間を待ち侘びております。
今回はそんなバラのお花を楽しむ季節(一歩前)のお世話について紹介していきます。
4月にすること
基本的に3月にすることとほとんど変わらないです。
お花も咲くか咲かないかは地域によって異なると思います。
私が住んでいる福岡でも4月末くらいになってやっと咲き始めるくらいでしょうか。
- 除草、中耕、マルチング
- 追肥
- 病気対策
- 害虫対策
- 枯れ枝剪定、ブラインド処理
- 花がら摘み
それぞれについて簡単に説明をしていきます。
除草、中耕、マルチング
これはお馴染みのお世話になります。
雑草が生えていたら全て抜いていきます。
気づいたら抜いているはずなのに、かなり育った雑草やこぼれ種から発芽したノースポールが生えていました。
しっかりと抜いてあげて、バラの株元はきれいに保ちましょう!
また、手で土を触ってみて硬くなっている場合は軽く中耕(表土の1cm程度耕すこと)をしてあげます。
私の場合、時短のため勢いよく水やりをしてしまっているので土は硬くなりがちです(本当は好ましくないですが…)。
そのため、結構頻繁に中耕してあげてます。
水やりを勢いよくしてしまうと、土から葉に病気の菌が移ってしまい病気になりやすいというデメリットもあるんですが、なかなか通勤前の時間は取れなかったりしますよね。
そんな時の対処法としては、マルチングがオススメです。
バーク堆肥等を株元に敷いてあげることで水の跳ね返りを抑えてくれますよ!
夏場の水持ちをよくさせる効果もあるので是非試してみてください。
ただし、梅雨の時期は逆に株が蒸れてしまうかもしれないので、実際にご自身のバラの様子を観察しながら調整しましょう。
追肥
蕾がついてからは追肥は不要です。
蕾がついてから追肥をすると、歪なお花になったり開花後すぐに散ってしまったりすることがあります。
新苗や挿し木して春のお花を摘み取る場合は追肥しても構いません。
基本的には冬に寒肥として固形肥料をあげていると思いますので、あげるなら液体肥料がいいかなと思います。
病気対策
我が家では無農薬を目指しているので特に何もしていません。
アーチ横の苗以外は鉢植えのため、軒下やカーポートの下に置いて雨が当たらないようにしています。
↑写真は3月の時のものです。まだアーチ横のフロレンティーナが小さいです。
こうすることで雨の跳ね返りを防ぎ、病気を防ぐことができます。
ただ、我が家の水やりでは水が跳ね返りまくりで効果があるかはわからないですが(笑)
通常であれば「うどんこ病」、「黒点病」の対策として農薬散布をするのが一般的かと思います。
系統の違う殺菌剤を交互に使用することで効果的に病気への対策することができます。
住宅地の場合はご近所の方に配慮しながら散布を行いましょう。
芝刈りの騒音と並んでご近所トラブルの筆頭になりますのでくれぐれもご注意ください。
害虫対策
害虫についての対策はオルトラン粒剤を使用します。
基本的に無農薬にしている我が家ではありますが、粒タイプなら迷惑はかからないかなと思い使用しています。
と言っても、場所的なものなのか我が家にはカイガラムシしか現れません。
「しか」といっても毎年かなりの数のカイガラムシが発生します。
ホースの水を「ジェット」にして吹き飛ばしたりしていますが、さすがに蕾やお花がついている状態だとためらわれるので、最近発生したものは歯ブラシでこすり落としています。
手間ですが、カイガラムシが発生した場合は確実に対処できるので無心になって行いましょう。
枯れ枝剪定、ブラインド処理
これは枯れ枝やブラインド(若枝の成長が止まり蕾がつかないもの)があればの話になります。
まず、冬剪定の際に切り忘れてしまったものや、新たに枯れてしまった枝を処理します。
残しておいてもメリットはないので見つけたらサクッと切り取ってしまいましょう。
次にブラインドは枝の先に蕾をつけないのでお花は咲きませんが、光合成はしてくれるので放置しても問題はありません。
枝の下の方からさらに芽が伸びてお花が咲くこともあります。
ただ、枝の先の方を切り取るか手で摘んであげると、そこから新しい芽が伸びて蕾がつくこともあるので株のバランスも見てどうするか決めましょう。
枝の先を切ると、芽が出て新しいお花が咲く期間は短くなりますが、新しい枝の根本は細くなります。
一方、枝の太いところで切っておくと、芽が出て新しいお花が咲く期間は長くなりますが、新しい枝の根本は太くなるので丈夫な枝が増えるということになります。
成長後の姿も思い浮かべながら剪定してあげるといいですね!
花ガラ摘み
お花が咲いた後は、名残惜しいですが花ガラを摘んでしまいましょう。
花がら摘みの時期ですが、早めが好ましいです。
お花があればあるだけ株の力を使ってしまうので、2番花以降のことも考えて涙を飲んで摘み取りましょう。
切るタイミングを具体的に言うと、お花が開き切る前です。
えっ?と思われるかもしれませんが、大体9分咲きくらいで切り取るのがいいタイミングです。
ただ、もったいないのでもっと早めに切り取ってお部屋で飾ってあげるのがオススメです。
じゃあ、どのあたりを切ってあげるのがいいかと言うと、よく言われるのが「5枚葉の上でカット」です。
光合成に必要な葉はなるべく残しましょう。
ただし、5枚葉がない場合でもその枝全体の半分よりも下を切り取るのはやめましょう。
あまり下の方を切り取ってしまうと次の蕾が出てくるまで時間がかかってしまいます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
気候も過ごしやすく、お花を楽しむにはもってこいの時期になりましたね。
楽しくバラのお世話をして開花に備えましょう!
涼しいと言っても体が気温に慣れていないので、くれぐれも体調には気をつけてお世話してください。
水分補給を忘れずに!
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