意外と簡単に作れるドライフラワー。
自作される方が増えていると思いますが、保存方法について悩んでいませんか?
ドライフラワーの保存には温度、湿度、紫外線が重要であると言われています。
その中でも、温度と紫外線の影響について、置く場所によって経年劣化を見てみる実験を始めて1年が経ちました。
どのくらいの違いが出るのか紹介しますので、皆さんの参考になれば幸いです。
ドライフラワーの保存条件
前述したとおり、ドライフラワーの保存にとって重要な要素は以下の3つです。
- 温度・・・急激な温度変化に注意。
- 湿度・・・湿度が高いとカビの原因に。
- 紫外線・・・褪色や劣化の原因に。
今回の実験では、湿度は比較の対象としません。
みなさん保存する時は何かの容器に入れると思いますし、家の中でカビや虫を発生させたくなかったので(笑)
比較方法
比較するために使うのは自作したトレニアのドライフラワーです。
トレニアは花びらが薄く、きれいな形を保ったままドライフラワーにするのが難しいお花です。
経年劣化もしやすそうかな、と思ったのが選んだ理由となります。
シリカゲルに1週間ほど埋めておいて完成したばかりのドライフラワーを4つに分けて比較します。
置く場所は下のとおりです。
- 涼しい部屋の日当たりのよい窓際(温度変化:小、紫外線:大)
- 涼しい部屋のクローゼットの中(温度変化:小、紫外線:小)
- 暑い部屋の日当たりがよい窓際(温度変化:大、紫外線:大)
- 暑い部屋のクローゼットの中(温度変化:大、紫外線:小)
保存後、1ヶ月後と2ヶ月後の様子は下の記事を御覧ください。
比較結果
比較結果は以下のとおりです。
上が保存開始後1年を経過したドライフラワーです。
検証結果から言うと、ドライフラワーの保存で最も重要な要素は紫外線です。
紫外線に当たっているものは、保存1ヶ月の段階で萼の色が褪せています。
逆に温度はそこまで大きくは影響してこないみたいです。
ここまでは、前回の検証結果でも分かったことですが、1年が経過しどれくらいの状態の変化があったかと言うと・・・。
窓際に置いていた紫外線に当たるものについては、さらにボロボロになった感じがしました。
萼だけではなく花の方も褪色が進みました。
対して、クローゼットの中にしまい込んでいたものについては、ほぼほぼ変化は見られません。
完全にドライフラワーにしたころと一緒とまでは言えませんが、色は鮮やかなままです。
少しヘタったくらいでしょうか。
ドライフラワーって結構日持ちがするな、というのが正直な感想です。
後から使うものはきちんと保存してあげれば長く楽しめそうですね!
おわりに
ドライフラワーの保存の上で一番重要なのは紫外線。
保存場所を変えるだけで1年以上保存ができます。
毎年、お庭のお花のラインナップが変わっても保存がきくのは嬉しいかぎりです。
ドライフラワーの作成はとても簡単です。
ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
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