お庭で育てることはあまりないかもしれませんが、ドライフラワー工作で利用される定番のお花「スターチス」をドライフラワーにしてみました。
スターチスとはお花の色のバリエーションが豊富で、花持ちが良いため切り花やドライフラワーによく使用されるお花です。
今回はそんなスターチスをシリカゲルを使ってドライフラワーにしていきます。
シリカゲル法とは
シリカゲル法は、シリカゲル(乾燥剤)を使ったドライフラワー作成方法です。
このブログでは何度も紹介していますが、とても簡単にドライフラワーを作ることができます。
やり方は簡単で、ドライフラワー用のシリカゲルにお花を潰さないように埋めて1週間ほど放置するだけです。
この方法のメリットは鮮やかな色を残したままドライフラワーにすることができます。
逆にデメリットはシリカゲルや密封容器などを揃える初期費用がかかることです。
ドライフラワーを作成する方法は他にもありますので興味のある方はこちらを御覧ください。
ドライフラワーにするお花
今回ドライフラワーにするお花は「スターチス」です。
正直あまり馴染のない方も多いのではないでしょうか。
よく花束やドライフラワーで脇役のような立ち位置で使われることが多いです。
実は花に見える部分は萼(がく)でお花はその中にあります。そのため楽しめる期間が長く、使い勝手がとて良いです。
そんなスターチスの基本情報は以下のとおりです。
科名 | イソマツ科 | 耐寒性 | やや弱い |
分類 | 1年草、多年草、半低木 | 耐暑性 | 弱い |
草丈・樹高 | 約20cm〜140cm | 花色 | 白、赤系、青系、黄色 |
日照 | 日向 | 開花時期 | 5月〜7月 |
ドライフラワーにする方法
それではスターチスをドライフラワーにしていきます。
手順は以下の通りです。
基本的にどのお花であってもやり方を同じです。
- お花を採取する
- シリカゲルに埋める
- 1週間程度放置する
- シリカゲルから取り出す
それぞれ説明していきます。
お花を採取する
自分で育てている場合はカットして準備をします。
お花によってカットする場所が違ったりするので採取する場合は注意しましょう。
今回は花束に使われていた切り花を使用するのでこの工程はありません。
シリカゲルに埋める
お花を準備したらシリカゲルに埋めていきます。
まず容器に1cmくらいシリカゲルを敷きます。
用途にもよりますが、スターチスは先に説明したようにお花に見える部分は萼で比較的丈夫なので結構雑に扱っても大丈夫です。
差し込むように置いていきます。
シリカゲルは青色で水分を含むと白くなっていきます。
今使っているのギリギリ使えそうかな、というぐらいなんで余裕があれば再生してから使いましょう。
再生方法は以下を参考にされてください。
お花を置いたらシリカゲルを追加で入れていきます。
優しくゆっくりと入れていきましょう。
勢いよくドバッと入れてしまうとお花が潰れてしまいます。
ちなみにシリカゲルはホームセンターや100均、ネットで購入できます。
1週間程度放置する
完全にお花が見えなくなったら密封して暗所で保管しましょう。
お花の水分量にもよりますが、放置する目安は1週間です。
スターチスは水分少なめなのでそこまで待つ必要はありませんが、この作業が不十分だと腐ったりしてしまうこともあるので、個人的には長めにしておいた方が失敗がないのでオススメです。
シリカゲルから取り出す
1週間程度放置したらボールとザルを使ってスターチスを取り出します。
ドライフラワーはとても繊細で、簡単に崩れてしまいます。
可能な限り丁寧に作業を行いましょう。
シリカゲルが結構お花についていると思いますが、手や筆を使って取り除きましょう。
完成したドライフラワー
スターチスのドライフラワーが完成しました。
見た目ではよくわからないかもしれませんが、パリパリに乾燥しています。
色が完全に残っていますね。
保存する場合は直射日光の当たらない場所に密封した容器に入れておきましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
スターチスは育てているよりも花束などでもらったり、切り花を購入する方の方が多いのではないでしょうか。
もらったものをなるべく長く保存しておきたい場合は是非試してみてください。
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