皆さんはブルーベリーを育てていますか?
大きな果樹は無理だけど、コンパクトなブルーベリーなら育てることができると、お庭やベランダで育てている方も多いんじゃないでしょうか。
しかし、十分に熟したと思って食べてみたら、まだ収穫時期ではなく「あれっ、あんまり甘くない?」と思われた方もいると思います。
せっかく育てたブルーベリーも、美味しく食べれなかったらもったいないですよね。
この記事ではブルーベリーの正しい収穫時期の見極め方について紹介します!
ブルーベリーの実の付き方
ブルーベリーの収穫を難しくさせている理由は2つあります。
1つ目はブルーベリーの実は同じ房についている物でも収穫時期が違うということです。
下の写真のように、青く色づいているものと、まだまだ未熟なものが混在しています。
このように、ブルーベリーは実ごとに熟す時期が異なるため、熟したかどうかは、一つ一つ判断する必要があります。
ブドウのように房ごとで熟してくれると収穫が楽なんですけどね(笑)
ブルーベリーの収穫を難しくしている2つ目理由は、青くなっている実が全て熟しているわけではないということです。
ブルーベリーの実が一番甘いのは完全に青くなってから3日〜6日後くらいと言われています。
そのため、「青くなっているから熟した」と思って収穫すると、全然甘くなく渋いと感じてしまうのです。
ブルーベリーの収穫時期の見分け方
では、どうやってブルーベリーの実が完熟になったのかを判断するのかと言うと、ブルーベリーの実の付け根を確認します。
実が青くなったばかりのものは、下の写真のように実の付け根が緑色をしています。
この状態はまだ、十分に熟していないということです。
次に、完全に熟したものは下の写真のように実の付け根も青くなっています。
また、完熟しているブルーベリーは少し柔らかくなっているので、触って比べてみても収穫のタイミングを判断することができます。
さらに、収穫時期になったブルーベリーは触るとポロっと簡単にとれます。
この特徴から、せっかく収穫時期になったブルーベリーも強い風によって落ちてしまうことが多々あります。
落ちたものは鳥が持っていくので汚れはしないですが、正直、結構なショックを受けます(笑)
ブルーベリーの実を増やす栽培方法
では、ブルーベリーの実の付き方について紹介していきます。
実はブルーベリーは、品種の異なるものを一緒に植えないと実がつかないと言われています。
ブルーベリーには大きく分けると、ハイブッシュ系と言われるものとラビットアイ系と言われるものがあります。
同じ系統の異なる品種を一緒に育てることによって、受粉して実を付けます。
ハイブッシュ系のものは一本でも受粉しますが、ハイブッシュ系の異なる品種と育てる方が実の付きが良くなるそうです。
そのため、ブルーベリーを育てようと考えている方は、まずは同一系統の異なる2品種を購入してみましょう!
ハイブッシュ系とラビットアイ系の特徴は下のとおりです。
ハイブッシュ系
ハイブッシュ系はさらにノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系に分けることができます。
その名のとおり、ノーザンハイブッシュ系は寒い地域での栽培に適しており、中部地方くらいまでが栽培適地となっています。
サザンハイブッシュ系はノーザンハイブッシュ系を改良したもので温暖な地域での栽培に向いており、沖縄でも栽培可能です。
ハイブッシュ系の特徴は実が大きめで皮が薄く、種が小さいので食べやすいものが多いです。
ラビットアイ系
ラビットアイ系は実が小さめで少し皮が厚め、種が大きいものが多いです。
味はハイブッシュ系と比べて甘みが強いという特徴があります。
非常に強健なため育てやすく初心者には向いている品種となります。
ラビットアイという名前は、実が熟す前にうさぎの目のように赤くなることから付けられています。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ブルーベリーは食べれる実を付ける植物を育てたい方にとっては、魅力的な植物です。
ただ、どうせ食べるのなら美味しいものを収穫したいですよね。
収穫してがっかり、とならないように収穫時期を見極めておいしいブルーベリーを味わいましょう!
そのまま食べてもいいですし、たくさん取れたらジャムにしてもいいですね。
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