アーチを設置して、つるバラを地植えしてから約1年。
つるバラはしっかりと成長したため、春に向けて誘引しました。
悪戦苦闘しながらもなんとか完了したので紹介していきます。
これからつるバラを植えたり誘引を考えている方は是非参考にされてください。
誘引前の状態
誘引前はこんな感じです。
1年でここまで大きく育ちました。
建物側がとても元気に育っています。お花が咲いている部分も建物側から伸びたものです。
1月になっても葉がたくさん茂ってします。
誘引作業
誘引作業には大きく下の通りの流れになります。
- 葉を全て取り除く
- 不要な枝を切り取る
- 全ての枝を少しカットする
- 充実した枝から誘引
寒くて作業中の写真を取り忘れてしまいました・・・。
1.葉を全て取り除く
地域によっては、この時期のバラは全て葉が散っているところもあるかもしれませんが、九州の平地では葉が全て落ちてしまうことはほぼありません。
そのため、誘引作業の1週間前くらいに葉を全て取り除きます。
強制的にバラを冬眠状態にしてあげましょう。
私は時間がなくて一日でやってしまいましたが・・・(笑)
葉は上から下に引っ張ってあげると簡単に取れますが、怪我をしやすいのでバラ用のグローブを着用してから作業をすることをオススメします。
2.不要な枝を切り取る
次に剪定します。
剪定するものは、枯れ枝、細い枝、古い枝(あれば)です。
枯れ枝は何の役にも立ってくれないのでバッサリとカットしましょう。
次にお花が咲くのが望めない細い枝です。
これも根本からカットします。
種類によっては細い枝からもお花が咲くものがあるので、そこはご自身の育てているバラの種類の特徴を確認しておきましょう。
基本的にはお花が大きければ枝も太い必要があります。
最後に古い枝です。我が家の株は全て1年目の枝のためカットするものはありませんでしたが、数年経つものは花付きが悪くなってくるので、リフレッシュのためにもカットします。
ただ、これは新しい枝がたくさんあり、その古い枝をカットしてもバランスが悪くならないことが前提です。
3.全ての枝を少しカットする
必要な枝として残したものでも枝先は全て20cmくらいカットしましょう。
枝先からはあまり充実した枝が出てきにくいです。
それにカットするとまた伸びてくれるので切り残しがないようにしましょう。
4.充実した枝から誘引
下準備が終わったところでいよいよ誘引です。
誘引する順番は太く充実した枝からになります。
次の開花の季節のメインとなる枝からいい場所に誘引してあげましょう。
誘引のコツはなるべく枝を横に倒してあげることですが、アーチのような幅が狭いところで枝を横に向けようと思うとかなり大変でした(笑)
今回誘引にはビニールタイを使いましたがかなり使い勝手は良かったです。
麻紐の方が枝を傷つけにくそうですが、枝を曲げながら結ぶのが大変なんですよね。
誘引後の状態
こんな感じです。
枝が曲げにくく思ったようにはなりませんでした。
今まで壁に誘引することはあっても、アーチのように幅に限りがあるところへの誘引は初めてだったので、難しかったです。
ただ、達成感はかなりあったので春が楽しみです。
気温が下がって枝が引き締まってくると曲げにくくなるので、なるべく早い時期に誘引するとやりやすいようです。
失敗したところ
いくつもありますが、大きいところで言うと下の3点です。
- アーチから離して植えた
- 枝が折れる
- トゲで怪我をする
1.アーチから離して植えた
そもそもの話ですが、アーチから30cm程度離して植えたため、誘引がやりにくかったです。
バラの種類によっても枝張りが違うので全てがそうではないですが、フロレンティーナであればアーチからもう少し近くに植えても良かったかなと思います。
上の写真を見てもらうと分かりますが下の方がふんわり浮いています。
見た目はあまり良くないです。
2.枝が折れる
これは誰もが経験することだと思います。
油断すると結構簡単にポキポキ折れます。(笑)
「この隙間に枝を持っていきたい」と思って枝の生えている向きを無視するとやってしまいます。
大事な枝であれば、テープでぐるぐる巻きにして固定してあげましょう。
結構な確率で修復してくれます。
3.トゲで怪我をする
最後です。
グローブをすれば解決する問題ではありますが、枝を固定するためにビニールタイや麻紐で縛る作業はグローブしていたらやりにくくないですか?(笑)
私はいつも葉をむしった後は素手で作業します。
バラのトゲが刺さらないグローブって分厚いので細かい作業ができないですよね。
私だけかもしれませんが・・・。
少しの怪我は諦めています。
おわりに
いかがだったでしょうか。
イメージするのと実際にやってみるのとではかなり違います。
簡単そうで難しい誘引作業ですが、何度もやって慣れていくしかないですね。
どんなに失敗しても全くお花が咲かないということはありませんので失敗を恐れずに思い切ってやってみましょう。
最初にも書きましたが、終わった後の達成感はすごいですよ!
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