バラのお世話 〜3月編〜

だんだんと暖かくなり、朝も明るくなるのが早くなってきましたね。

仕事に行く前に庭のお花の様子を見ることのできる時期になってきたので嬉しい限りです。

バラも少しずつ新芽が伸び始めた頃ではないでしょうか。

成長始めの大事な時期になりますので、しっかりとお世話をして春の開花の準備をしましょう!

目次

3月にすること

しっかりお世話しようとは言いましたが、まだ芽しか出ていない現状、あまりすることは多くありません。

具体的には以下のような感じです。

  • 除草、中耕、マルチング
  • 病気対策
  • 害虫対策
  • 芽かき
  • 切り戻し剪定

項目自体は多いですが、やることはそんなに多くないです。

一つずつ説明していきます。

除草、中耕、マルチング

これは、成長期のどの時期でも大体共通のものになります。

鉢植えのものも地植えのもの一緒です。

株元を綺麗な状態に保つことで病害虫の発生を防ぎ、バラの生育を促進させることができます。

気がついたら雑草をむしり、土が固くなっていたら地表部分を耕し、堆肥でマルチングしてあげましょう。

冬でも無限に生えてくる雑草は不思議ですよね。

我が家では気がついたら雑草は抜くようにしていましたが、苦手な大きいバッタが数ヶ月ほど雑草の上にいたので、一部そのままにしていました。数ヶ月も同じところにいるってバッタって冬眠するんですかね。

水やりをした際に飛んでいったのでやっと雑草が抜けました。

あと、土は結構すぐに固くなります。私は仕事に行く前に水やりをしているので、時間がなくどうしても勢いよく水をあげてしまいます。

そうすると土が締まってしまい、はやく固くなってしまいます。

これも気がついたら軽く耕してあげましょう。日頃から気にしておかないと気づかなかったりするので、頭の片隅に置いておくと良いと思います。

ただし、冬に土の入れ替えをしていればあえて中耕、マルチングする必要はありません。

土の入れ替えをしていなかったり、やったけど土が固いなと思ったらマルチングも有効です。マルチングとは様々な資材で土の表面を覆うことです。

私は堆肥をよく使います。

堆肥でマルチングすることでいろんなメリットがあります。

具体的には以下のとおり

  • 土がふかふかになる
  • 乾燥を防ぐ
  • 雑草の発生を防ぐ
  • 土の跳ね返りを防いで病気予防

最近は昼間は結構暖かくなってきましたよね。水切れの予防のためにも、是非この時期に試してみて下さい。

病気対策

バラの病気と言ったら「黒点病」と「うどんこ病」が有名ですよね。

我が家では「うどんこ病」はほとんど発生しませんが、「黒点病」が少し発生します。

我が家では基本的に無農薬でバラを育てているので消毒はしていません。

病気の発生の原因は主に湿気や、雨や水やりの際の水の跳ね返りが土にいる菌を葉に移して起きることが多いそうです。

これを防止するためバラの置き場所を軒下やカーポートの下に置いています。

また、先にマルチングのメリットの中で出したように、マルチングをすることで、水の跳ね返りを防いでくれるので、病気の予防になります。

鉢植えの場合は簡単に場所を動かすことができるので予防はできますが、地植えだとそれも難しいですよね。

そもそもの話で対策ではないですが、特に地植えの場合は耐病性のあるバラを選ぶというのが重要だと思います。

害虫対策

害虫対策については我が家では「オルトラン粒剤」を撒きました。

基本無農薬主義ですが、粒タイプならなんとくセーフという考えがあって使っています。

あまり隣近所に迷惑がかからないかな、というのが理由です。

オルトランはバラの天敵であるネキリムシやバラゾウムシにも効果があります。

ゆっくりと効果が出るので即効性はありません。時期や量はパッケージ裏に書いてある用法・容量を守って使いましょう。

ただし、同じ系統の殺虫剤を使い続けると耐性が出来て効果が薄くなるようなので、「オルトラン」と「スミチオン乳剤」を交互に使うのが効果的だと思います。

芽かき

ここまでが間接的にバラの成長を助けるお世話を紹介しましたが、これからは直接的にバラに手を加えるお世話について紹介していきます。

春の開花に重要なのは栄養を集中させることです。たくさんの枝がありすぎると栄養が分散していまい花着きが悪くなります。

特に大輪のバラの場合が影響がありますので、忘れないように芽かきを行いましょう。逆に小輪で花をたくさん付けるものは芽かきは必要ありません。

芽かきとは、数センチくらい芽が芽吹いたところで、成長がよいもの、全体のバランスから残した方がよいものを選び、それ以外をむしり取ってしまうことをいいます。

新芽は手で簡単に取れます。

注意点としては、新芽が密集している場合、取ろうとした芽の隣の、残そうとしていた芽まで取れてしまうことがあるということです。

これはやってしまうと結構ショックです(笑)

無理せずに新芽が密集している場合はピンセットのような細いもので行いましょう。

切り戻し剪定

冬剪定で、新芽が出そうなところの上1cmくらいを切り取っていると思います。

しかし、予想に反して一番先端の新芽の状態がよくなかったり、そもそも芽吹いてこなかった場合、その下にある勢いの良い新芽の上1cmくらいまで枝を切り取ります。

少し芽吹いてから急激に寒さが戻ったりした時に、芽が痛むことで芽の成長が止まったりします。

そういう時は家の中や軒下に移動させたり、覆いを被せて寒さ対策をしてあげることで防げます。

3月の水やりの注意点

最後に水やりについて。

季節の変わり目って水やりに困りますよね。

冬の感覚でいたらすぐに水不足になりかねません。

私のように仕事をしていて明るい時間帯に庭の様子を見ることができない場合は特に注意が必要です。

この時期に水が不足してしまうと、せっかくの新芽が枯れてしまうことがあります。

今年は暖かくなるのが早いのでもう毎日水やりしてもいいくらいです。

どれくらい水が必要かは、実際に土を観察して判断することになるますが、最高気温が15度を超えたら要注意です。

おわりに

3月のバラのお世話について紹介してきました。

この時期は新芽が一気に成長してきて春への期待感がすごいですよね。

バラ以外のお世話もだんだんと増えてきて忙しい時期になってきましたが、楽しく作業しましょう!

今年は花粉が凄いみたいなんで、花粉症の方は対策も忘れずに!

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この記事を書いた人

福岡在住。
妻と娘2人の4人暮らしです。
小さな庭でバラや芝生のお手入れを頑張っています。
バラ栽培歴は9年です。

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