バラを育てる方にとって、病気と虫への対策は誰しも頭を悩ませることだと思います。
今回はその中でもカイガラムシについての駆除方法3選をみなさんに紹介します。
カイガラムシとは
カイガラムシ(介殻虫)はバラや多肉植物、果樹等につく害虫です。
全然似ていないですが、カメムシやセミの仲間です。日本には約300〜400種類のカイガラムシがいるそうですが、うちには多分一種類しかいません(笑)
本当はいてほしくないですが、お庭のバラに下の写真のようにくっついています。

カイガラムシによる被害は枝や葉、幹にくっついて、吸汁(きゅうじゅう)することで成長不良を引き起こすことです。また糞によってすす病が発生することもあります。そもそも見た目も良くないですよね。
カイガラムシは発生したらかなりの数がいることが多いので本当に厄介な虫です。駆除したと思っても角度を変えて見てみるとまだたくさんいたりします。

ほっといていいことなし。見つけたら素早く駆除しよう!
カイガラムシの駆除方法3選
それではさっそく駆除方法3選を紹介します。
- 専用の駆除剤を使用する
- 歯ブラシで擦り落とす
- 放水で吹き飛ばす
1.専用の駆除剤を使用する
ホームセンターにはスプレータイプや粒剤タイプ、薄めて使用するものなど、様々なタイプの駆除剤が売られています。
ベランダで植物を育てている方や、他のお庭に影響が出てほしくない方は粒剤タイプがおすすめです。
お庭が広くてたくさん撒きたいという方は薄めて使うタイプが効率が良くおすすめです。
ご自身のガーデニングに合うタイプの駆除剤を使って効果的に駆除しましょう。
メリットは簡単で広範囲に使用できることで、デメリットは費用がかかることです。


2.歯ブラシで擦り落とす
費用ゼロで気軽にかつ確実に駆除できる方法です。使い古した歯ブラシを使ってカイガラムシを擦り落とします。
カイガラムシは歯ブラシで軽く擦るだけで簡単に剥がれてしまします。
細かいところも歯ブラシなら簡単に届きますし、作業が終わった後の達成感も一番あります。
メリットは費用負担がなく手軽であるということで、デメリットは時間がかかり、気をつけないとバラのトゲで怪我をする恐れがあることです。


3.放水で吹き飛ばす
バラの苗が成長して大きな苗にならないとできない方法ではありますが、一番爽快感はあります。
やり方はホースで直接水をあげている方は、ホースの先をつまんで勢いよくカイガラムシに噴射します。シャワーヘッドを使っている方は水が出るタイプをジェットにして一気にカイガラムシを吹き飛ばします。
どんどんカイガラムシが吹き飛ばされる様子を見るのは気持ちがいいですが、新芽や土にあたってしまうとそちらも吹き飛んでしまうので注意しましょう。
メリットは爽快感があり早いということですがで、デメリットは裏側にあるカイガラムシには水が届きにくいということです。


まとめ
カイガラムシの駆除方法3選について紹介しましたがどうだったでしょうか。
どの方法も一長一短あるため、組み合わせて行うのがいいと思います。
広範囲にカイガラムシが発生してしまったら薬剤を使う。範囲が限られるのであれば、放水である程度のカイガラムシを落としてしまって、漏れた分を歯ブラシで擦り落とすというのが個人的なおすすめになります。
そもそもカイガラムシの発生を予防するということも大切です。
カイガラムシは雨が当たらない場所を好むため、こまめに葉に水をかけたり、忌避剤であるマシン油乳剤を使用したりすることで発生自体を防ぐこともできるので、カイガラムシの悩んでいる方は是非試して見てください。
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