鮮やかな赤いバラが美しい「つる ユーロピアーナ」
ユーロピアーナは木立性のものと、つるバラのものがあります。
我が家のユーロピアーナはつるバラタイプです。
バラを選ぶ基準の一つにどれくらいの期間開花するのかというの気にされる方も多いんじゃないでしょうか。
次々と開花してきたユーロピアーナを毎日観察しましたので、簡単に紹介したいと思います。
是非バラ選びの参考にされてみてください!
つる ユーロピアーナとは
つる ユーロピアーナとは1987年にアメリカで作出されたものです。
あまりバラのことを詳しくなくても、「これぞバラだ」と言えるような正統派な花の見た目をしたバラです。
基本的な情報は以下のとおりです。
系統 | CLHTFつるハイブリッドティーローズ つるフロリバンダローズ | 香り | ティ、微香 |
作出者 | Joe Burks(アメリカ) | 花径 | 小中輪(約8cm) |
樹形 | ツルバラ | 開花性 | 返り咲き |
樹高 | 2m〜3m | 花色 | 赤 |
花型 | 房咲き、丸弁八重咲き | 耐病性 | 黒星病に弱い、うどんこ病は普通 |
もともとは木立性のユーロピアーナがあり、その枝変わりとしてつるバラタイプのユーロピアーナが生まれたみたいです。
「枝変わり」とはその品種の持つ特徴が突然変異により変化することを言います。
このユーロピアーナのように木立性からつるバラに特性が変化したり、花の色が変わったりと、様々な変化の形があるようです。
枝変わりした品種は元の品種とは別品種として登録されます。
ユーロピアーナは房咲きで開花期間が長いというのが特徴です。
そのため長い期間華やかな姿を見せてくれるのが素敵なところです。
開花記
それではツボミから開花、そして散るまでの様子を写真で紹介したいと思います。
写真の撮影時間は朝の6時ごろです。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/1-5-1024x577.jpg)
ツボミの段階では色が濃いですね。
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すこーしずつ開花してきました。
開花期間が長いお花は開花までもゆっくりな気がします
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/3-4-1024x577.jpg)
4月24日で満開となりました。
真っ赤なお花はお庭で映えます!
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特に変化なしですね。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/5-4-1024x577.jpg)
花弁の先の方が少し丸まってきました。
それでも元気いっぱいでまだまだ持ちそうです。
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周囲のお花が開花してきました。
5月1日から写真の撮り方を間違えていますが、真ん中のものです。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/7-2-1024x577.jpg)
見えにくいですが真ん中のお花はまだ綺麗に咲いています。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/8-2-1024x577.jpg)
花弁の丸まりが大きくなってきました。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/9-2-1024x577.jpg)
周囲のお花と比べてもお花の色に変化はないですね。
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特に変化なしのように見えます。
さすがの花持ちの良さです!
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若干花の色が暗めに変わってきたかなと思います。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/12-1024x577.jpg)
花の形も崩れてきました。
通常であればこのあたりで花ガラを摘んであげるのがいいかなと思います。
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ついに花が散りました。
満開になったにが4月24日なので、満開からお花が散るまで21日かかったことになります。
段違い過ぎて面白いですね。
軒下栽培のため雨にあまり当たらなかったというのも理由にあるかもしれません。
この開花期間を見るだけで「欲しい!」と思われる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
育てている感想
私がつる ユーロピアーナと出会ったのは長崎県にある「ハウステンボス」のバラ祭りでした。
皆さんはハウステンボスのバラ祭りに行かれたことはありますか?
毎年春と秋に開催されるバラ祭りですが、ハウステンボスのHPによるとアジア最大級2000品種、100万本のバラが咲き誇るイベントだそうです。
夜はライトアップもされるのでオススメです。(ただ、入場料が少しお高めですが・・・。)
行けば必ず自分が欲しいと思えるバラに出会えるんじゃないかなと思います。
コロナ禍でしばらく私も行けなかったので、5年くらい前の写真になりますが下のような感じです。
ユーロピアーナの写真は撮っていませんでしたが・・・(笑)
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/F8768695-4523-4C87-8934-92A94D37D517_1_105_c-edited.jpeg)
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/1261335C-35AE-4407-9D06-F4C5134CB857_1_105_c-edited.jpeg)
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/05/B158377F-47B1-44A8-A1F3-850862AF1ACB_1_105_c-edited.jpeg)
バラ園だけでなく、水路際にもバラがあり本当に素敵なところなので是非興味のある方は行かれてみてください!
会場には少しだけバラの販売スペースがあります。
ユーロピアーナは定番の赤いバラという見た目で、花数が多い様子はとても素晴らしかったので、その場で購入しました。
房咲きということもあって、本当に見た目がゴージャスでした!
特徴に黒星病に少し弱いとあり不安な面もありましたが、軒下で育てているためかあまり気になりません。
消毒なしでも黒星病で完全に葉がなくなるとかはないです。
下の方の葉に少し症状が出るかな、といった感じです。
鉢植えで育てていますが、枝はもうすぐ2階に届きそうなくらいに成長しました。
購入した後に引っ越しをしたため、一旦かなり剪定しましたが問題なく大きくなっています。
開花数も年々増えていますのでこれからも順調に育ってくれそうです。
鉢植えのため以前ハウステンボスで見たような大きさにはならないかもしれませんが、ゆっくり成長を見守りたいと思います。
最近ではいろいろな変わり種のバラも販売されていますが、やはり見た目が王道のバラも一つは欲しいですよね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
開花期間の長いつる ユーロピアーナはお庭を彩ってくれる素敵なバラです。
房咲きのためゴージャスな様子は自分だけでなく、お庭を見られた方も魅了してくれるでしょう!
みなさんのバラ選びの参考にしていただけたら幸いです。
妥協なくお気に入りのバラを探しましょう!
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