バラのお世話〜7月編〜

本格的に梅雨の時期ですね。

7月前半は耐える時期になるかと思います。

この時期は雨が降っていて、思ったようにお世話ができないという方も多いのではないでしょうか。

晴れ間がのぞいた日にまとめてお世話することになりますので、しっかりとやることを押さえておきましょう!

目次

7月のお世話

基本的には6月のお世話と変わりません。

梅雨明けまでは水やりはあまり必要ないかもしれませんが、軒下などは注意が必要です。

雨が降っていてもバラの様子は確認するようにしましょう。

軒下にバラを置いておくと、雨のはね返りを防げるので病気対策になりますが、水切れには注意しましょう。

梅雨明けしたら、すべての鉢が水切れしないようにしっかりと毎朝お水をあげましょう!

夕方になって完全に乾いているようであれば、一日2回水をあげてください。

地植えしている場合は基本水やりの必要はありませんが、4,5日晴天の場合はしっかりと水をあげましょう。

  • 花ガラ摘み
  • お礼肥(追肥)
  • シュートの処理
  • 害虫対策
  • 病気対策
  • 除草・中耕・マルチング

簡単に一つずつ紹介していきます。

花ガラ摘み

いつものお世話、花ガラ摘みです。

お花の旬が終わり始めたら五枚葉の1cmくらい上をカットしましょう。

※上の写真は6月に花ガラ摘みしたものです。

つるバラなどは摘み残しがあることもあるので、しっかり確認するといいですよ。

バラの株が弱っている場合はお花を早めにカットしたり、そもそも咲かせずに秋のためにエネルギーの蓄えておくのも有りだと思います。

我が家の場合は小さなツボミは咲かせずカットしています。

お礼肥

お花が咲いた後にお礼肥をしていない場合は、しっかりと肥料をあげて栄養補給をしてあげましょう。

お花が終わった後、株はエネルギーをかなり消費しています。

お花が咲き終わったら新芽が伸びてきます。

早めに新芽を伸ばすためのエネルギーを供給してあげるには液体肥料がオススメです。

6月中にお礼肥をする場合は固形肥料でゆっくりと栄養補給をしてあげてもいいかもしれませんが、7月中であれば液体肥料をあげましょう!

シュートの処理

シュートの処理は木立ち性のバラとつるバラで異なりますので、分けて紹介します。

シュートとは、株の根元付近から芽吹く太い枝のことを言います。

今後のメインの枝となりますのでしっかりと処理していきましょう!

木立ち性バラ

木立ち性のバラの場合、シュートの勢いが強すぎると株全体のバランスが崩れてしまうことがあります。

また、枝が十分に成長していない段階でツボミをつけてしまうと、枝の成長のためにエネルギーが回らなくなることもあるので、枝が柔らかいうちに枝先をカットしてあげましょう。

シュートは勢いが強いので、枝先をカット(ピンチ)してもすぐにまた伸びてきます。

枝の先にツボミができたらカットしてあげます。

9月くらいになると、秋バラのためにピンチは終了です。

つるバラ

つるバラは木立ち性のものと全く異なります。

つるバラのシュートは翌シーズンの主力の枝になりますので、しっかりと成長させる必要があります。

どうやるかというと、まっすぐ上に向けて固定します。

トレリスや、アーチがある場合はしっかりと固定してあげましょう。

横を向いてしまっていると、そこから上に向けてたくさんの枝が出てきます。

そのため、主力のシュート自体が大きくならないので厳禁です。

害虫対策

最近は7月でも真夏並みの暑さですね。

本当にまいってしまいますが、虫は変わらずに元気いっぱいです。

がっつりとやられてしまう前に対策しましょう。

我が家ではオルトラン粒剤を定期的に撒いています。

少し匂いが気になりますが、パラパラ撒くだけなので簡単です。

病気対策

梅雨時期になると、ちょっと目を離した隙にバラの病気が蔓延してしまいますよね。

しっかりと対策しておきましょう。

対策方法としては、薬剤を使用している方は定期的に薬剤散布をしましょう。

また、鉢の下にレンガやブロックを置いて少しでも風通しを良くしたり、軒下に移動させておくのも有りです。

マルチングも有効ですので、できる対策は全てやっておくといいですよ。

それでも絶対大丈夫というわけではありませんが(笑)

除草、中耕、マルチング

こちらもいつもの作業になります。

バラの根の付近の土を確認してから作業を進めていきましょう。

まずは除草です。

最近は信じられないくらい暑くなってきましたが、雑草の勢いは弱まりませんね(笑)

見つけたらちょくちょく抜いてあげましょう。

次に中耕、マルチングとなりますが、我が家では十分にすべての鉢にマルチング済みで、まだ土の表面もふかふかな状態を保っていたのでここは飛ばしました。

6月までにマルチングをしていない方や、土の表面が固まってきているものがあれば、中耕してあげて再度マルチングをしてあげましょう。

6月に行った様子の写真は下のとおりです。

マルチングは病気対策にもなるので個人的には必須の作業となります。

鉢は多い方にとっては重労働になりますので、ご自分の良いタイミングで行いましょう!

7月のお世話の注意点

個人的に7月のバラのお世話の難しい点は2点あります。

1点目は水やりです。

7月は大雨が降り続いたと思ったら、気温が急激に上がったりと気候の変化が激しい時期ですよね。

しっかりとバラの様子を観察してあげて、最適な水やりを行いましょう。

これは我が家での話にはなりますが、一番気を使っているのはカーポートや軒下に置いているバラの鉢です。

大雨が降ろうと雨が当たらない場所にあるので、雨の中でも傘をさして水やりをしています(笑)

2点目は天気です。

お休みの時に作業をされる週末ガーデナーの方も多いと思いますが、週末に晴れることが少ないと感じませんか?

作業したいけど外は雨・・・。ということが多く、なかなかやりたい作業ができないことがあります。

どうしてもという作業であれば、雨の中作業をするしかありませんが、基本的にはつかの間の晴れ間に急いで作業をすることになるんじゃないでしょうか(笑)

天気予報とにらめっこしつつ、やらないといけないことをしっかりと把握して短時間で終わらせることができるようにしておきましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

バラによっては2番花、3番花を楽しんでいる方もいるとは思いますが、そろそろ一旦休憩の時期になります。

秋バラを楽しめるようにしっかりと準備を進めたいですね。

気温が大変高くなってきていますので、くれぐれも体調にお気をつけて作業を行ってくださいね。

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この記事を書いた人

福岡在住。
妻と娘2人の4人暮らしです。
小さな庭でバラや芝生のお手入れを頑張っています。
バラ栽培歴は9年です。

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