4月になりバラの季節がやってきました。
バラの開花を今か今かと待ちわびている方も多いのではないでしょうか。
ツボミが膨らむにつれて開花への期待も膨らんでくると思いますが、実はツボミが開かずにそのまま枯れてしまうこともあります。
期待していた分ツボミが開かないと本当にがっかりしますよね。
防げるものもありますので、しっかりと原因を知って対策をしましょう!
主な原因は以下のとおりです。
- ツボミができてから肥料をあげる
- 病害虫の影響を受ける
- ツボミが出来た後に低温状態が続く
順番に説明していきます。
ツボミができてから肥料をあげる
ツボミが出来たらつい肥料をあげてしまっている方もいらっしゃるんではないでしょうか。
実はこれは代表的なNG行為です。
ツボミが出来た後に肥料をあげると、歪な形お花が咲いたり咲いてもすぐ散ってしまったり、そもそもツボミが開かなかったりします。
ツボミが開かなくなるのは花びらの数が多い種類で起こりやすいです。
施肥することでツボミの中で花弁が分厚くなり、ぎゅうぎゅうになってうまく開かないという状態になります。
基本的には施肥は新芽が芽吹く前と、花が終わった後のお礼肥のみにしましょう。
一重とか花弁の少ないものはあまり開花に影響はありませんが、散るのが早くなったりもするので、やっぱりツボミが出来たら施肥しないを徹底したほうがいいと思います。
病害虫の影響を受ける
続いて病害虫の影響によってツボミが開かないことがあります。
そんな症状を引き起こす害虫の代表はバラゾウリムシです。
ごまくらいの小さな虫ですが、ツボミの根本をかじってしまうので、ツボミは開花することなく枯れてしまいます。
見つけたら必ず捕獲しましょう!
病気については、灰色かび病が原因で開花しないことがあります。
灰色かび病の原因はカビです。
過湿の状態だと発生しやすく、水やりや雨によって広がってしまいます。
そのため、もしかしたら開花するかもと期待して放っていたら、他の花にも感染ってしまうこともあるので、灰色かび病の症状が出たツボミや葉があればすぐに取り除くようにしましょう。
病害虫への対策は下の粒剤が個人的におすすめです。
バラが咲く直前に薬剤をドバドバ振りかけたりしたくないですよね。
これなら約1ヶ月効果が持続するので、開花前にはもってこいだと思います。
ツボミが出来た後に低温状態が続く
最近は寒暖の波が激しかったりしますよね。
暖かくなってツボミが出来てきたな、と思ったら急に寒波到来!なんてこともよく起こるようになりました。
大きくなってきたツボミは寒さに当たると咲いてくれないことがあります。
開くことなく1ヶ月くらいしてそのまま落ちてしまったりするんですね。
対処法として、霜が当たらないところに移動してあげるということが考えられます。
ただ、これは鉢植えしか出来ないので、地植えの場合は咲いてくれるのを祈りましょう(笑)
この話は一番花のみの話になるので、咲かなさそうなツボミを見つけたら潔くカットしてしまって次のお花に期待するということでもいいかもしれません。
おわりに
皆さんは冬にバラのお世話は頑張りましたか?
私もなんとか土の入れ替えをしたり選定したりと頑張ってお世話をしてはいたものの、きれいなお花を見るまでは安心出来ない気持ちです。
頑張ってお世話して出来たツボミが開かないなんて悲しいですよね。
今回紹介したものの中には、気候による現象でコントロールが難しいものもありましたが、自分で防ぐことができるものもありました。
ぜひこの時期のお世話も気を抜くことなく一緒に頑張っていきましょう!
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