こぼれ種から苗を育成!庶民の味方「ノースポール」

みなさんは「こぼれ種」を有効に活用していますか?

お花は種類によっては、自然に落ちた種でどんどん増えていくものがあります。

放っておいても増えていくので、まさにコスパ最強のお花たちとも言えます。

今回はそんな「こぼれ種」で増えやすいお花の中でも爽やかな白いお花「ノースポール」について紹介します。

目次

そもそも「こぼれ種」とは

「こぼれ種」とは、先に紹介したように自然に落ちた種でどんどん増えていくタイプのお花です。

代表的なものは、ビオラ、ネモフィラ、カモミールや今回紹介するノースポールなどがあります。

通常は花がら摘みをして種が出来る前にお花を摘んでしまいますが、放っておくと種を付けて地面に広がっていきます。

この種から翌年に芽を出しやすいのが「こぼれ種」で増えやすい植物です。

我が家で実際に育てたものは何種類かありますが、その中でも今回は上の写真のノースポールを紹介します。

「こぼれ種」のメリット

「こぼれ種」で増えていく植物のメリットは以下のとおりです。

  • コスパが良い
  • グランドカバーの植物に向いている。
  • 広範囲に増える
  • メンテナンスがラク

基本的にこぼれ種で育つ植物は丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者の方にもオススメです。

また、こぼれ種で広範囲に増えていくため、苗を買い足す必要もなくグランドカバーに向いています。

何よりコスパがいいのが素晴らしいです。

「こぼれ種」のデメリット

こんなメリットしかないような植物たちですが、やっぱりと言っていいのかデメリットもあります。

  • 増やす気がなくても芽が出てくる
  • 増やしたくないところまで芽が出てくる
  • 抜いても抜いても芽が出てくる

メリットと表裏一体ですね(笑)

我が家では花壇からもプランターからも芽が出てきます。

以前植えていたトレニアは排水溝の底から綺麗なお花を咲かせていました。

自分の家だけならいいですが、よそのお宅に迷惑をかけないように増やしたくないのなら種をつける前に花がらを摘んでしまいましょう。

ただし、ノースポールやビオラ、ネモフィラ、トレニアはとにかくお花の数が多いので、全ての花ガラを積むのは至難の業です。

私には無理でした(笑)

ノースポールとは

春の代表的なお花じゃないでしょうか。

春にはどのお花屋さんにも並んでいます。値段も一苗数十円で売っているので買いやすいですよね。

さらにこぼれ種で増えるということで、まさに庶民の味方(笑)

そんなノースポールの特徴は下のような感じです。

科名キク科開花期12月〜5月
形態1年草日照日なたが良い
草丈30cmくらい耐寒性普通〜強い
花の色耐暑性弱い
ノースポールの特徴

ノースポールはいろんな呼び方があります。そもそもノースポールという名前はサカタのタネが付けた園芸品種名です。

クリサンセマムとも言いますがこれもよく聞きますよね。

私もどう違うんだろうと思っていた時期がありました。品種の違いですね。

ノースポールの時期ごとのお世話は下のとおりです。

苗の作成方法について

こぼれ種の芽をそのまま育てると自然な感じのお庭をつくることができますが、今回はポットに移し替えてポット苗を作りたいと思います。

そうすることで、プランターや花壇に植え替えたり、人にプレゼントしたりいろいろと使い道は増えます。

ノープランとも言います(笑)

具体的には下の通りの手順となります。

  1. ポットに培養土を2cmほど詰める
  2. 良い芽を選んで移植ゴテで周りの土ごとポットに移す
  3. 隙間に培養土を追加して少し押さえて苗を固定する
  4. 水を切らさないように気をつけながら管理する
  5. ある程度育ったら大きめのポットに移し替える(手順は1〜3のとおり)

1.ポットに培養土を2cmほど詰める

まずは植え替えるポットに2cm程度の培養土を入れていきます。

正直ここは飛ばしても大丈夫です。

ただ、私の場合ほとんどの芽が花壇から出てきているので、たくさんの土を取ってしまうと花壇がボコボコになってしまうのであらかじめ培養土をポットに入れます。

写真は撮り忘れましたが、イメージはしやすいかなと思います。

2.良い芽を選んで移植ゴテで周りの土ごとポットに移す

次に良い芽を選びます。

ヒョロヒョロの芽は避けて生育の良いものを選びましょう!

選んだ赤ちゃん苗を移植ゴテを使って周りの土ごとポットに移します。

いきなり根の周辺の環境が変わってしまうと最悪枯れてしまうことがあるので、必ず周りの土ごと移し替えましょう。

3.隙間に培養土を追加して少し押さえて苗を固定する

2で苗を移したら隙間を培養土で埋めます。

ポットの中の土がスカスカだと苗がグラグラと不安定となり、斜めになってしまうこともあるので、しっかりと培養土を詰めましょう!

この時に苗の周辺を少し押して固定するのがコツです。

欲しいという方がいたので多めに苗を作っています。

我が家ではプランターくらいしか空きがないので数ポットくらいしか使わなさそうです(笑)

4.水を切らさないように気をつけながら管理する

苗がある程度大きくなるまでこのまま管理します。

苗が小さいとは言え、土も少ないので水切れに注意しましょう!

土の乾き方をみながら置く場所を調整してあげるといいと思います。

あまりすぐに土が乾くなら半日陰に移動させてあげましょう。

5.ある程度育ったら大きめのポットに移し替える

ある程度苗が育ったら大きめのポットに移し替えます。

ある程度とは、上の容器で育てた場合、となりの葉が重なりあうくらいになるのが目安です。

葉の広がりが10cmを超えたくらいでしょうか。

移し替えの手順は1とほぼ同じです。

まず、移し替えるポットに鉢底ネットを引いてから土を入れます。

今回は移し替える土の量が決まっているのでちょうどいい高さになるくらいの土を入れましょう。

苗は割り箸か何か細いものがあれば簡単に取り出せます。

私は雑草抜きを使っています。

根が回っていれば土ごとスポっと取り出すことができます。

底から根が出て来ているので植え替えには丁度いいですね。

苗をポットに移して培養土を隙間に入れていきます。

下の写真のように苗の周辺を少し押してあげて固定してあげましょう!

陽の光がしっかりと葉全体に当たるように、間隔を空けて置いてあげるといいですよ。

一月ほどこの状態で育ててあげると下のように立派な苗になります。

お店に売ってあるような花苗の完成です!

おわりに

いかがだったでしょうか。

こぼれ種はお庭が広ければ広いほど役にたつと思います。

我が家のようにお庭が広くなくてもポット苗にしてしまえばプランターに植えおなすこともできます。

いろんな使い方ができますので、芽が出て来たら雑草と間違えないようにして育ててみてください!

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この記事を書いた人

福岡在住。
妻と娘2人の4人暮らしです。
小さな庭でバラや芝生のお手入れを頑張っています。
バラ栽培歴は9年です。

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