食虫植物の中でも人気のある「ハエトリソウ」を使って苔玉を作って早四ヶ月。
無事冬を越したので、どのような経過を辿ったかを紹介していきます。
秋から冬、そして春になるまでの苔玉の様子は全然違った様子を見せてくれます。
正直冬は枯れたかな?と思いましたが、暖かくなってきてきれいな緑色に戻ってくれてホッとしました(笑)
苔玉を作った時の状況(2022.12)
苔玉をつくった当初は下のような感じでした。
苔が青々として元気いっぱいですね!
ハエトリソウも小さいながらも悪くなっている部分もなくきれいな様子が見て取れます。
苔玉を作った記事は下の通りです。
興味のある方はご覧ください。
苔玉と言えば、お庭がなかったりして「お部屋の中に少しでも緑を」と希望されて室内でお世話する方もいるかもしれません。
私の場合は小さな子どもがいるため、少しでも触られて困るものを室内に置くことができないので屋外でお世話しています。
ちなみに、ハエトリソウ・苔ともに水気を好みますが、常に水に浸けておくと浸けている部分の苔が黒く変色してしまうため、内側に布を入れて水を張った容器に垂らしておくことで、全体を水に付けずに水を吸うようにさせています。
ちょっと見た目はあれですが、時々水を足したり容器を洗ったりするだけなんでお世話はかなり楽でした。
苔玉を作って一ヶ月後(2023.1)
苔玉の苔がなんだか茶色になって元気がなくなりました。
正直失敗したかなと思いましたが、環境はこのまま変えずにほったらかしでいきます。
ハエトリソウも赤く色が変わっていますが、日光に当たってアントシアニンが生成された影響だそうです。
こちらも調べる前は心配になりましたがこのままの状態を維持です。
ちなみにハエトリソウは冬に休眠するので基本的には大きくなったりすることはないようです。
それもあって放置すると決めていました。
苔玉を作って二ヶ月後(2023.2)
苔玉を作ってから2ヶ月が経ちました。
本当に大丈かなと心配になっています。
ただ苔も中心部分は少し緑色なんで、まだ枯れてはいないだろうと信じ放置です。
ハエトリソウは一ヶ月前と特に変化なしです。
ちなみに休眠中の植物に肥料は必要ありませんが、そもそもハエトリソウに肥料はいりません。
元々かなり過酷な環境で育つ植物のため、水の管理のみ注意してあげれば大丈夫です。
苔玉を作って三ヶ月後(2023.3)
さらに一ヶ月経って、だんだんと暖かくなってきたため苔が復活してきました。
一安心ですね。
苔の中心部分は完全とは言えないまでもかなり苔玉を作ったころの様子を取り戻したように感じます。
ただ、苔の端っこの方は切り取った方がいいかな、という感じですね。
ハエトリソウは全体的に緑色になって気持ち大きくなったような気がします。
黒い葉もありますが、古い葉が黒くなり枯れているだけのため問題ないかなと思います。
全体的に黒くなっている場合は病気の可能性もあるので薬の散布が必要となります。
この後、黒い葉はむしり取りました。
苔玉を作って四ヶ月後(2023.4)
さらに1か月経ち、ついに冬を越しました。
苔の瑞々しい様子がよくわかりますね。
当初の状態に戻るにはもう少しだけ時間がかかりそうですが、やはり暖かくなると急激に状態が良くなります。
ぴょんぴょんはみ出している白い苔はこの後切り取りました。
ハエトリソウも新芽が続々と出てきていますね。
いい感じで安心です。
中心部分から雑草が出てきているのでこれは抜きますが一つ注意点があります。
この苔玉は全て水苔だけでつくっているので、勢いよく雑草を抜いてしまうと水苔が少し中から出てきてしまうかもしれません。
そのため、雑草の周囲をしっかりと押さえながら抜きましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか。
ハエトリソウの苔玉の四ヶ月の成長記録は以下の通りです。
2月ごろは本当に大丈夫かなと心配したものです。
冬も越して回復してきたんで一安心です。
冬のお世話のポイントとしては下のとおり。
- 日当たりの良い場所に置く
- 水を切らさない
- 肥料をあげない
- 水の受け皿の容器はこまめに洗う
- 雑草は丁寧に引き抜く
ポイントはいくつかありますが、ほとんど放置に近くても大丈夫なので簡単ですね。
これからは生長期となります。
生長期には受け皿の水が温かくなるのを防ぐために、置く場所に気をつけたりする必要がありますが、これはまた四ヶ月後にでも紹介したいと思います。
本当に簡単に育てることができるので少しでも興味のある方は是非苔玉に挑戦してみてください!
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