5月になりました。
たくさんのツボミが一斉に開花する時期です!
バラを育てている方にとっては1年で一番楽しみな時期ではないでしょうか。
冬のお世話の成果が出る時期でもあるので少しドキドキしますよね。
テスト結果を待つ心境にも少し似ていると感じるのは私だけでしょうか(笑)
5月は暑くも寒くもなく、まだそんなに虫もいないのでお庭でゆっくりと過ごしましょう。
5月にすること
バラが咲く季節のお世話は花ガラ摘みが基本です。
バラのタイプによって剪定のやり方が違うので、ご自身のバラに合った剪定を行いましょう!
どの時期にもやる共通のお世話もありますが、具体的には以下のとおりです。
項目は4月と一緒ですが花ガラ摘みのバリエーションが少し増えます。
- 除草、中耕、マルチング
- 花ガラ摘み
- 追肥
- 病気対策
- 害虫対策
- 枯れ枝処理、ブラインド処理
それそれ説明していきます。
除草、中耕、マルチング
除草はお世話の基本ですね。
大体一月に一回程度株元を見てあげればいいかなと思います。
もちろん余裕のある方はもっとこまめに気にしてあげましょう。
まず、雑草を綺麗に抜いてしまいましょう。
次に中耕です。
中耕とは植物が生育(中)に(耕)すことを言います。
これは土が固くなっている場合だけでも大丈夫です。
土をふかふかの状態に保つことで、土と土の間に適度な隙間ができます。
その隙間のおかげで酸素、水、肥料分の持ちがよくなるんです!
普段やってない方は是非行いましょう。
次にマルチングを検討します。
マルチングはバーク堆肥等で株元を覆ってあげることを言います。
これから雨が多くなる時期になります。
雨の跳ね返りで、菌が土から葉に移って病気が発症することが多いので、マルチングをしてあげると病気対策になります。
鉢植えのものはマルチングしていたので、今回は冬に地植えしたつるバラ「フロレンティーナ」の株元をマルチングしてあげました。
花ガラ摘み
花ガラ摘みはバラのタイプによって少しやり方が違うので以下のように分けて紹介します。
ちなみに花ガラ摘みは花が咲き終わったら切り戻す作業のことを言います。
枝先に刺激を与えるのと、枝の先の方に優先的にエネルギーを使う頂芽優勢という特性を利用してお花をたくさん咲かせることができます。
一輪咲き
房咲き
一輪咲き
一輪咲きとは、一枝に一輪ずつ咲くタイプのバラです。
次のお花を咲かせるためにも充実した大きい葉の1cmくらい上で切ります。
葉が出ている向きに新芽が伸びてきますので、なるべく外側を向いている葉の上を切りましょう。
ただし、内側が寂しい場合は内側を向いている葉の上を切ってバランスを調整させるといいですよ。
房咲き
房咲きとは一枝に複数輪ずつ咲くタイプのバラです。
花が終わったものから順次お花のすぐ下を切って、最後は充実した大きな葉の上で切りましょう。
基本的に木立バラとつるバラでは花ガラ摘みの方法は同じです。
一輪咲きと房咲きで分けてカットしましょう!
追肥
ツボミだけの状態だと追肥はしません。
ツボミがある状態で追肥するとツボミが落ちてしまったり、変形したお花になることがあるからです。
ただし、四季咲きのバラの場合は一番花が終わったら追肥してあげましょう。
他にもツボミがある場合はゆっくり効果の出る固形肥料をあげましょう。
苗が幼く、他にツボミがない場合はすぐ効果の出る液体肥料でもOKです。
これからもどんどん新芽やツボミを付けてもらうためにも栄養をつけてもらいます!
病気対策
一般的な対策でいうと農薬の散布になります。
ただし、異なる系統の消毒を交互に行わないと耐性を持つものが現れることもあります。
せっかく対策をするということであれば、きちんと対策をしてあげましょう。
我が家の場合は無農薬で育てているので何もしていないです。
理由はご近所に子どもや赤ちゃんが多く何となく使いづらいからです(笑)
農薬散布しないかわりにやっていることは以下の2点です。
- 雨に当たらないようにする
- 耐病性の強いバラを選ぶ
雨が当たらないようにする
病気の原因は雨の場合が多いです。
雨が地面に当たって跳ね返り、土にあった菌が葉に移って病気になるということです。
そのため、雨の予報が出たら予め鉢を軒下やカーポート下に移動させてあげましょう。
そうすることで大分病気を予防することができます。
移動が難しい場合はマルチングがオススメ!
耐病性の強いバラを選ぶ
そもそもの話にはなりますが、購入するバラを耐病性に優れたものしか選ばないというのも効果的です。
新しいものは耐病性が高いものも多いので、選択肢はこれからもどんどん多くなっていくんじゃないでしょうか。
私が最近購入したものでは、つるバラの「フロレンティーナ」が耐病性が非常に高いです。
基本的に無農薬でOKということでこれからに期待しています。
害虫対策
オルトラン粒剤を使用しています。
えっ?無農薬じゃないの?と思われたかもしれませんが、粒はなんとなくOKということで。
近隣住宅には迷惑はかからないんじゃないかというマイルールです。
我が家は非常にカイガラムシが多く出没します。
というか、ほぼカイガラムシしかいません。
カイガラムシが出没したらこの時期であれば歯ブラシでこすり落としましょう。
枯れ枝処理、ブラインド処理
枯れ枝やブラインド(ツボミがつかない新芽)があれば早めに処理をしましょう。
枯れ枝はサクッと根本からカットしてあげます。
ブラインドは大きさによって処理を変えます。
周りの枝と比べて弱々しい枝であれば根本から切り取ってあげましょう。
かなり伸びた後にツボミがつかなかった場合は大きな葉の1cmくらい上でカットしましょう。
新芽が伸びてお花を咲かせてくれます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
5月にお世話を間違えてしまうと、せっかくのツボミが咲かないという悲しいことになるかもしれません。
水切れを起こさない。
肥料をたくさんあげすぎない。
むやみに環境を変えない。
ということに気をつけてあげれば、問題なくきれいなお花を咲かせてくれることでしょう。
とにかく今月はお花を楽しみましょう!
コメント