「10月のお世話は何をしたらいいんだろう」、「春と同じようなお世話の方法でいいのかな」と不安になっている方も多いんではないしょうか。
そんな方は、是非この記事を読んで秋のお世話について実践してみてください!
10月のバラ
10月は夏の厳しい暑さから解放され、昼間も過ごしやすい気候となります。この時期になると夏バテしたバラたちも元気を取り戻していることじゃないでしょうか。
そして10月は秋バラの季節でもあります。気温が下がるにつれて花持ちもよくなるため、ゆっくりとバラを楽しむことができます。
お庭の作業も涼しいからはかどるよね
木立ち性のバラのお世話
10月のバラのお世話はそんなに多くはありません。
それも特別な作業というものはなく、いつもの作業といった感じです。
- 花殻切り
- 除草
- 中耕
花殻切り
花殻切りについては春と少し違います。
春から夏にかけての花殻切りはバラの樹勢が旺盛なため、5枚葉の上くらいで切り戻しをしますが、秋の花殻切りは浅めに切り戻します。
どれくらいかというと、右下のようにバラの花の少し下くらいで切り取ります。
切れ味の悪いハサミだと切った先が枯れていくこともあるからお手入れは欠かさないようにしよう
花殻切りを浅めに行う理由は以下の通りです。
- なるべく葉を多く残して冬に備えて養分を蓄える
- 浅めに切り戻すことで11月末から12月上旬にもう一度花を楽しめる
寒い地域では浅めに切り戻しても秋に2度目の開花はしないようです。
いろんなバラの育て方の本には、一般的なことは書いてあっても住んでいる地域ごとの育て方までは書いていないので、自分で実際に育てて確認してみましょう!
除草
中耕前の作業になります。雑草の生育速度も緩やかになっているので、普段からお手入れをしていると大きく育った雑草はあまりないかもしれません。
正直ある程度大きく育った雑草の方が抜きやすいですよね。
上の写真くらいなら除草しないでそのまま中耕してしまってもいいかもしれません。
単純作業は無心になってやってしまうよね
中耕
中耕とは、植物が生育している期間「中」に土を「耕」すことです。
細かい根を傷つけないように地表の1〜2cm程度を耕します。
中耕のメリットは以下のとおりです。
- 土がふかふかになる
- 根が肥料の栄養分を吸収しやすくなる
- 雑草対策となる
あまり深く耕してしまうと根を傷つけてしまうので力加減に注意しましょう。
涼しくなってきているけど、まだ1日1回たっぷり水をあげよう
ツル性のバラのお世話
特別なお世話はありません。
涼しくなるにつれて夏の間に勢いよく伸びていたシュートの生育速度が緩やかになります。
伸びたシュートは真っ直ぐに固定したままにしておきましょう。
花殻切りや除草、中耕はいつもどおりやっておこう!
大苗の購入
大苗のバラが出回りはじめる季節です。
植える場所と予算と相談しながらになりますが、欲しい苗があるとどうしても欲しくなってしまいますよね。
買ってから考えるというのもありだとは思います。
お世話が少ない時期ではあるので、ここで情報収集をして欲しいバラを調べてみるのもいいかもしれません。
おわりに
10月は夏からのバラのお世話の成果が出る楽しみな季節ですよね。
一斉にバラが開花しますし、涼しくなって外で鑑賞するにはもってこいの季節です。
ゆっくりとバラを楽しみましょう!
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