みなさんのお庭の状態はどうでしょうか?
バラの一番花も終わり、一段落ついたという感じではないでしょうか。
地域によってはまだ遅咲きのバラを楽しめていることかと思います。
これから梅雨に入り、雨との戦いに入る前にしっかりと対策をして秋の開花に繋げましょう!
6月のお世話
段々と気温が上がりお世話が辛い時期になってきました。
できるだけ早い時間帯に作業を進めたいところだと思います。
6月のバラのお世話は以下のとおりです。
- 花ガラ摘み
- お礼肥(追肥)
- シュートの処理
- 鉢増し
- 害虫対策
- 病気対策
- 除草・中耕・マルチング
一つずつ紹介していきます。
花ガラ摘み
遅咲きのバラはまだ少し一番花が残っているお庭もあるんじゃないかと思います。
お花が終わったらしっかりと花ガラを摘んであげましょう。
花ガラを摘む位置は、5枚葉で表面積が大きな葉の1cmくらい上をカットしてあげます。
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大体の目安としては、この春に伸びた枝の半分くらいでカットする感じになると思います。
一輪咲きの場合はそのお花が終わったらカットします。
房咲きの場合は終わったものからカットし、その房全てのお花の見頃が終わったら大きな葉の1cmくらい上でバッサリとカットしましょう。
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お礼肥(追肥)
5月にたくさんお花を付けてくれたバラたちにお礼肥をしましょう。
消費したエネルギーの補給をして、新しいお花やシュートの成長の手助けをしてあげます。
私は液体肥料を使うことが多いです。
皆さんは窒素、リン酸、カリウムの入った肥料のみあげていませんか?
植物の成長には上記必須栄養素の他にもその他の栄養素が必要です。
人間と同じですね。
そこで肥料の他にも活力剤をあげましょう!
特に葉の色が薄いとか元気がなさそうであれば効果を発揮してくれると思います。
私は面倒なので、液肥と活力剤を混ぜて使用しています。
シュートの処理
株の根元付近から芽吹く太い枝のことをシュートと言います。
シュートの処理は木立ちバラとつるバラで異なりますのでそれぞれ説明します。
木立ちバラ
シュートは勢いよく伸びていくため、そのまま放っておくと株全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
また、枝が十分に育つ前にツボミが付いてしまうと、お花に栄養が取られてしまうため、ツボミが出てきたらカットしてあげましょう。
シュートは成長力が高いので、ピンチしてもすぐ伸びていきます。
ツボミができたら何度か摘んであげましょう!
9月くらいになると秋バラに向けてピンチはストップです。
つるバラ
つるバラの場合は、木立ちバラとは異なりピンチは行いません。
つるバラのシュートは翌シーズンの主力の枝になるので、しっかりと上に向けてまっすぐ成長させます。
シュートが伸びてきたら支柱やトレリス、アーチなどに固定してあげましょう!
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鉢増し
バラは休眠期以外は根を崩さないように気をつけて鉢増しを行います。
新しく買った新苗や、挿し木して成長したものを鉢増してあげましょう。
小さい鉢で育てると夏の間に水切れしてしまうことがあるので、株の大きさにあった鉢に植え替えます。
鉢増しのやり方は簡単です。
1〜2回り大きな鉢に培養土を足してあげて、根本をしっかりと押さえて固定してあげれば完了です。
我が家では鉢増しするものがなかったので写真はなしです。
害虫対策
春になり虫もたくさん動き出していることだと思います。
見つけたら捕獲することが基本になりますが、予防もしたいですよね。
我が家ではオルトラン粒剤を定期的に撒いています。
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病気対策
バラの病気といえばうどんこ病と黒星病。
どちらも陽当たりと風通しが重要です。
鉢がごちゃごちゃとしている場合は少し離してあげたり、鉢の下に少し空間を作ってあげるといいですね。
また、雨の跳ね返りで葉裏から病気が蔓延することが多いので、次に紹介するマルチングがオススメです。
鉢植えの場合は、そもそも雨に当たらないように軒下やカーポートの下に置いてもいいかもしれません。
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特に病気に弱い品種は予防が必須となります。
気になる方は薬剤を散布しましょう。
除草・中耕・マルチング
時期にかからわず、気がついたらいつも行うお世話になります。
まずは抜いても抜いても芽が出る雑草の処理を行いましょう。
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根から取り除かないと、すぐにまた芽が出てきてしまうので根を切らないように気をつけましょう。
根が深そうなら中耕と一緒の行うといいかもしれません。
中耕はその名の通り、植物が生育「中」に「耕」すことをいいます。
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表面から2cmくらいを耕すことで土に隙間ができ、酸素や水、肥料分を保つ力が増します。
最後にマルチングです。
マルチングとはバーク堆肥などを敷いてあげることを言います。
![](https://small-garden-lab.com/wp-content/uploads/2023/06/6-2-1024x577.jpg)
病気対策でも少し触れましたが、菌のいないバーク堆肥を敷いてあげることで、雨が跳ね返っても病気が蔓延することを防ぐことができます。
その他にも土の乾燥を防ぐ効果もあるのでまだやっていない人は是非試してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
お花が咲き終わって一段落と気持ちが一旦落ち着きそうですが、やることはたくさんありますね。
どれも次の開花に必要な作業になりますので、しっかりと取り組みたいですね。
気温が高い季節にになってきましたので、くれぐれも体調には気をつけて作業をされてください。
また、雨も多くなってきて思うように作業ができない日も続くかもしれません。
タイミングを測ってうまいことやりましょう。
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